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“かんたん農作業記録”を使ってみよう（チュートリアル）

インストール直後は、まず最初に使用している農薬や肥料等のデータリストを入力してください。
各種リストが入力できたら、農薬使用や施肥等の各種作業記録が入力可能になります。
作業記録が順次入力されれば、作業記録台帳や圃場別作業履歴などの各種レポートを閲覧できるようになります。

＜操作方法＞

各種リストを入力する
各種作業記録データを入力する
レポートを見る
データベースのバックアップ

１．各種リストを入力する

リスト入力の手順を以下に記載します。
入力が必要なリストは「圃場」「栽培作物」「使用農薬」「使用肥料」「作業者」の５種類です。
作業記録データ入力の際に必要となりますので、それぞれ最低でも１件は入力して下さい。

■■各種リスト入力手順■■

(1) データ入力メニュー　【各種リストを作成・編集する】ボタンをクリックする。
　　　　 ↓
(2) 画面左側のリスト群から入力したいリストをクリックして選択し、データシートの入力項目にデータを入力する。

　　＜リストデータ入力例＞

01．圃場
入力項目	入力例	説明
圃場名	Ｎｏ．１	圃場名称を入力。　入力必須。重複不可（一意の名称である事）。空白不可。文字数30文字以内。
面積	3アール , 80坪	圃場面積を入力。　省略可。文字数10文字以内。
備考	---	何か特記しておくことがあればこの項目に記入。　省略可。文字数50文字以内。

02．栽培作物
入力項目	入力例	説明
作物名称	ほうれん草	作物名称を入力。　入力必須。空白不可。文字数20文字以内。
品種名称	ミラージュ	品種名称を入力。　入力必須。空白不可。文字数20文字以内。

03．使用農薬
入力項目	入力例	説明
農薬名	モスピラン水溶剤	農薬名称（商標名称）を入力。　入力必須。重複不可（一意の名称である事）。空白不可。文字数30文字以内。
有効成分	アセタミプリド20.0%	有効成分を入力。　入力必須。空白不可。文字数30文字以内。
登録番号	19112	農水省登録番号を入力。　入力必須。空白不可。
使用時期	収穫７日前まで	使用時期を入力。　入力必須。空白不可。文字数30文字以内。
使用目的	病害虫の防除	使用目的を入力。　入力必須。空白不可。文字数50文字以内。
使用方法	農薬散布機 ○○	散布方法を入力。　入力必須。空白不可。文字数50文字以内。

04．使用肥料
入力項目	入力例	説明
肥料名	くみあい粒状石灰窒素	肥料名称（商標名称）を入力。　入力必須。重複不可（一意の名称である事）。空白不可。文字数30文字以内。
成分	カルシウムシアナミド 50%以上	成分を入力。　入力必須。空白不可。文字数30文字以内。
施肥方法	肥料散布機 ○○	施肥方法を入力。　入力必須。空白不可。文字数50文字以内。

05．作業者
入力項目	入力例	説明
作業者氏名	鈴木	作業者名を入力。　入力必須。重複不可（一意の名称である事）。空白不可。文字数10文字以内。

　　　　 ↓
(3) データ入力が終わったら画面左下の【前画面に戻る】ボタンをクリックする。

物品データの入力手順は以上です。
画面左下の【リストを印刷する】ボタンをクリックすると、入力データ一覧を印刷できます。

■データシート入力操作の補足説明

新規データの入力は、常にデータシート最下の空白行に入力してください。
　（シート画面下部の移動ボタンで最下行にカーソル移動できます）
　
データ削除は以下の手順で行ってください。
(1) レコードセレクタ（データの一番左側）をクリックしてデータを選択状態にしてから
(2) 右クリックして「レコードの削除」を選択する。（又はDeleteキーを押す）
　
各リストは重複不可の入力項目がある為、データ全体を選択してのコピー＆ペーストはできません。
　（重複不可項目をを除いてのコピー＆ペーストはできます）

２．各種作業記録データを入力する

作業記録データ入力の手順を以下に記載します。
入力できる作業記録は「播種」「定植」「潅水」「農薬使用」「肥料使用」「収穫」「出荷」「その他作業」の８種類です。

■■各種作業記録データ入力手順■■

(1) データ入力メニュー　【各種作業記録を入力・編集する】ボタンをクリックする。
　　　　 ↓
(2) 画面左側の作業記録台帳一覧から入力したい台帳をクリックして選択し、データシートの入力項目にデータを入力する。

　　＜作業記録データ入力例＞

01．播種記録　および　02．定植記録
入力項目	入力例	説明
作業月日	4/11	作業した日付を入力。　入力必須。空白不可。
圃場名称	Ｎｏ．１	圃場名称を入力。　入力必須。圃場リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
作業者名	鈴木	作業者名を入力。　入力必須。作業者リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
作物名	ほうれん草	作物名を入力。　入力必須。栽培作物リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
品種名	ミラージュ	品種名を入力。　入力必須。栽培作物リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
備考	---	何か特記しておくことがあればこの項目に記入。　省略可。文字数50文字以内。

03．潅水記録
入力項目	入力例	説明
作業月日	4/11	作業した日付を入力。　入力必須。空白不可。
圃場名称	Ｎｏ．１	圃場名称を入力。　入力必須。圃場リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
作業者名	鈴木	作業者名を入力。　入力必須。作業者リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
潅水量	30分	潅水量または潅水時間を入力。　入力必須。空白不可。
備考	---	何か特記しておくことがあればこの項目に記入。　省略可。文字数50文字以内。

04．農薬使用記録
入力項目	入力例	説明
作業月日	4/11	作業した日付を入力。　入力必須。空白不可。
圃場名称	Ｎｏ．１	圃場名称を入力。　入力必須。圃場リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
作業者名	鈴木	作業者名を入力。　入力必須。作業者リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
農薬名	モスピラン水溶剤	農薬名称（商標名称）を入力。　入力必須。使用農薬リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
希釈倍数	4000倍	農薬の希釈倍数を入力。　入力必須。
使用量	40Ｌ	農薬の散布量を入力。　入力必須。
対象作物	ほうれん草	農薬散布した作物名称を入力。　入力必須。栽培作物リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
対象品種	ミラージュ	農薬散布した品種名称を入力。　入力必須。栽培作物リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
・使用時期・使用目的・使用方法・農薬有効成分・農薬登録番号	（省略）	※農薬名を入力した時に、自動で入力される。内容は修正可。
備考	---	何か特記しておくことがあればこの項目に記入。　省略可。文字数50文字以内。

05．肥料使用記録
入力項目	入力例	説明
作業月日	4/11	作業した日付を入力。　入力必須。空白不可。
圃場名称	Ｎｏ．１	圃場名称を入力。　入力必須。圃場リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
作業者名	鈴木	作業者名を入力。　入力必須。作業者リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
肥料名	くみあい粒状石灰窒素	肥料名称（商標名称）を入力。　入力必須。使用肥料リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
使用量	20kg	肥料の散布量を入力。　入力必須。
・肥料成分・施肥方法	（省略）	※肥料名を入力した時に、自動で入力される。内容は修正可。
備考	---	何か特記しておくことがあればこの項目に記入。　省略可。文字数50文字以内。

06．収穫記録
入力項目	入力例	説明
作業月日	4/11	作業した日付を入力。　入力必須。空白不可。
圃場名称	Ｎｏ．１	圃場名称を入力。　入力必須。圃場リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
作業者名	鈴木	作業者名を入力。　入力必須。作業者リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
作物名	ほうれん草	作物名を入力。　入力必須。栽培作物リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
品種名	ミラージュ	品種名を入力。　入力必須。栽培作物リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
収穫量（ S M L 2L ）	280	各規格ごとの収穫量（ｋｇ）を入力。　入力必須。空白不可。（収穫なしの規格は“ 0 ”を入力）
収穫ロット番号	1-120516	トレーサビリティ確保で必要な場合に入力。　省略可。文字数20文字以内。
備考	---	何か特記しておくことがあればこの項目に記入。　省略可。文字数50文字以内。

07．出荷記録
入力項目	入力例	説明
作業月日	4/11	作業した日付を入力。　入力必須。空白不可。
圃場名称	Ｎｏ．１	圃場名称を入力。　入力必須。圃場リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
作業者名	鈴木	作業者名を入力。　入力必須。作業者リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
作物名	ほうれん草	作物名を入力。　入力必須。栽培作物リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
品種名	ミラージュ	品種名を入力。　入力必須。栽培作物リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
出荷量（ S M L 2L ）	280	各規格ごとの出荷量（ｋｇ）を入力。　入力必須。空白不可。（出荷なしの規格は“ 0 ”を入力）
出荷先	株式会社○○	出荷先を入力。　省略可。文字数20文字以内。
該当収穫情報	1-120516	トレーサビリティ確保で必要な場合に入力。（収穫ロット番号など）　省略可。文字数50文字以内。
備考	---	何か特記しておくことがあればこの項目に記入。　省略可。文字数50文字以内。

08．その他作業記録　（記録の保管を必要とする作業があれば入力する）
入力項目	入力例	説明
作業月日	4/11	作業した日付を入力。　入力必須。空白不可。
圃場名称	Ｎｏ．１	圃場名称を入力。　入力必須。圃場リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
作業者名	鈴木	作業者名を入力。　入力必須。作業者リストに登録した名称のみ。空白不可。ドロップダウンリストで選択可。
作業内容	片付け	廃棄物処分など、記録の保管を必要とする作業があれば入力。　入力必須。空白不可。
備考	---	何か特記しておくことがあればこの項目に記入。　省略可。文字数50文字以内。

　　　　 ↓
(3) データ入力が終わったら画面左下の【前画面に戻る】ボタンをクリックする。

作業記録データの入力手順は以上です。
画面左下の【台帳を印刷する】ボタンをクリックすると、各種作業記録台帳を印刷できます。

■データシート入力操作の補足説明

新規データの入力は、常にデータシート最下の空白行に入力してください。
　（シート画面下部のレコード移動ボタンで最下行にカーソル移動できます）
　
圃場名称や作業者等はドロップダウンリストから入力できます。
入力セル右の▼ボタンをクリックするとリストが表示されるので、選択してください。
　（キーボードのAlt＋↓キーを押してもリスト表示できます）
　
データ削除は以下の手順で行ってください。
(1) レコードセレクタ（データの一番左側）をクリックしてデータを選択状態にしてから
(2) 右クリックして「レコードの削除」を選択する。（又はDeleteキーを押す）
　
データのコピー＆ペースト（貼付）は以下の手順で行ってください。
(1) レコードセレクタ（データの一番左側）をクリックしてデータを選択状態にしてから
(2) 右クリックして「コピー」を選択し、（又はCtrl＋Cキーを押す）
(3) シート最下空白行のレコードセレクタ（データの一番左側）をクリックして選択状態にしてから
(4) 右クリックして「貼り付け」を選択する。（又はCtrl＋Vキーを押す）

３．レポートを見る

データ入力が終われば、作業記録台帳、圃場別作業履歴および圃場別直近作業情報の３種類のレポートが閲覧できます。
レポートを一通り表示させて、本アプリケーションによってどのような情報が得られるのかご確認ください。

■■各種作業記録台帳の表示手順■■

(1) レポート表示メニュー　【各種作業記録台帳を確認する】項目の台帳名と期間を指定し、ボタンをクリックする。

表示できる台帳は
「播種」「定植」「潅水」「農薬使用」「肥料使用（施肥）」「収穫」「出荷」「その他作業」「作業日報（全作業）」
の全９種類です。

■■圃場別作業履歴の表示手順■■

(1) レポート表示メニュー　【圃場別作業履歴を確認する】項目の圃場名と期間を指定し、ボタンをクリックする。

指定した圃場の、ある期間における栽培履歴が確認できます。
作業した日付順にソート（整列）したものと、作業項目順にソートしたものの２種類があります。

■■圃場別栽培状況一覧表の表示手順■■

(1) レポート表示メニュー　【圃場別栽培状況一覧表を確認する】項目のボタンをクリックする。

これは、各圃場の直近の栽培状況を一覧化して簡単に把握できるよう纏めた表です。
圃場が多数ある場合の、防除作業等のし忘れ防止チェックを目的としたものです。
作業記録として、圃場ごとに直近の播種（定植）情報・農薬使用情報・収穫情報を表示しており、

いつ種を蒔いて、それから何日経過しているか
種を蒔いてから農薬を何回散布しているか、最後に農薬散布した日から何日経過しているか

がわかるように纏めてあります。

４．データベースのバックアップ

「操作を誤ってデータを削除してしまった」「急にデータベースが破損して開かなくなった」等の
不意のデータ損失を防ぐため、データベースは定期的にバックアップするようお願い致します。

■■データベースのバックアップ手順■■

(1) データベースを起動している場合は、一旦終了させる。
　　　　 ↓
(2) データベースファイル「 kws_db02_free.mde 」を適当なフォルダにコピーする。

データベースのバックアップ手順は以上です。

５．より便利な機能を追加する

“かんたん農作業記録”でできる事は上述の内容程度ですが、カスタマイズによって様々な機能が追加できます。
詳しくは次ページの「より便利に」をご覧ください。